酸素濃縮器・在宅酸素
空気から酸素を取り出す機械で、鼻のカニューラやマスクから酸素を吸います。外出用には携帯型の酸素ボンベや小さな濃縮器を使います。
在宅酸素とは
血液の酸素が足りないときに、家で酸素を吸う治療です(HOT:在宅酸素療法)。家では酸素濃縮器、外では携帯用ボンベや携帯型濃縮器を使います。
- 濃縮器は電気で動き、空気中の酸素を集めます。ボンベは中身がなくなったら交換です。
- 流す量(流量)は主治医が決めます。
- 鼻カニューラ、マスク、気管切開用のアダプタなど、吸い方はいろいろです。
毎日のケアで知っておくこと
- 濃縮器は壁から少し離し、熱がこもらないように置きます。
- 加湿びんの水、フィルターのほこりを定期的に見ます。
- チューブが折れたり、家具の下敷きになったりしていないか確認します。
- 鼻のまわり・耳のうしろがチューブでかぶれることがあります。
- 酸素は燃えやすいので、火のそば(ガスコンロ・ストーブ・たばこ・ろうそく)では使いません。
外出と停電の備え
- ボンベの残量と、その流量で何時間もつかを計算しておきます。
- 携帯型濃縮器はバッテリーの持ち時間を確認します。
- 停電のときは濃縮器が止まるので、ボンベに切り替えます。予備ボンベの本数を決めておきます。
- 業者の連絡先(24時間)を控えておきます。
おでかけ・おとまりで持つもの
- 携帯用ボンベ(または携帯型濃縮器)と予備
- 鼻カニューラ・接続チューブの予備
- パルスオキシメーター
- 宿泊先には事前に酸素を使うことを伝えておくと安心です(業者が宿泊先に濃縮器を届けてくれる場合もあります)
こんなときは連絡
- 酸素を流しているのに酸素の値が下がる、息が苦しそう
- 機械のアラーム・異音・異臭
- ボンベが思ったより早く減る(つなぎ目の漏れの可能性)
役立つ制度
在宅酸素療法は医療保険の対象で、機械は業者からのレンタルです。酸素を使っていると、身体障害者手帳(呼吸器機能障害)の対象になることがあります。
出典
- こども家庭庁 医療的ケア児等とその家族に対する支援 (cfa.go.jp)
- 厚生労働省 喀痰吸引等制度 (mhlw.go.jp)
ケアの一般的な説明です。やり方・量・回数はお子さんごとに違います。必ず主治医・訪問看護師の指示に合わせてください。急な変化があるときは、このページを読むより先に連絡してください。